先日、Aras Innovator の Release 40 がリリースされましたので、今回のブログでは Release 40 の主な機能強化ポイントをご紹介いたします。
過去のリリースの機能強化ポイントは、以下よりご参照ください。
Release 39 の機能強化ポイント
Release 38 の機能強化ポイント
Release 39 以降にアップグレードするには、事前に「.Net Core Runtime and Hosting Bundle 10.0.0」のインストールが必要ですので、ご注意ください。
Aras Innovator Release 40 のログイン画面は、以下のデザインに刷新されています。
では、ここから Release 40 の機能強化ポイントをご紹介していきます。
1. 数値を3桁区切りで表示できるようになりました
Release 40 から、数値(Integer・Decimal・Float の値)を3桁ごとにカンマ区切りで表示できるようになりました。
こちらは参照モードの時だけでなく編集中にも表示され、また、以下のようにブラウザの言語設定に応じて自動的に表示が切り替わります。
なお、当機能を利用される場合は、環境設定「World」の「一般設定」タブ内にある「3桁区切りを使用」にチェックを入れてください。
2. 各アコーディオンのデフォルトの表示状態を指定できるようになりました
Release 40 より、各アコーディオンのデフォルトの表示状態を個別に設定できるようになり、画面を開いた際に「最も重要な情報を最初から大きく表示する」といった、用途に合わせたレイアウト設計ができるようになりました。
例えば以下のように、パーツの画面上に3つのアコーディオンが定義されていたとします。
まず、これまで将来拡張用となっていたアイテムタイプ内の「タブ表示設定」の「タブ最大化」が機能するようになり、「タブ最大化」を選択しておくと、リレーションシップアコーディオン(上から2つ目のアコーディオン)を最大化した状態で表示できるようになりました。
これ以外にも、CUI(Configurable User Interface)を設定することで、3つ目のアコーディオンを最大化した状態で画面を開いたり、
フォームアコーディオン(1つ目のアコーディオン)を閉じた状態で画面を開くなど、各アコーディオンに対してデフォルトの表示状態をどうするかの設定が行えます。
なお、最初にご紹介したアイテムタイプ内の「タブ表示設定」とCUIの両方が設定されていた場合、CUIの設定が優先されます。
CUIの設定方法に関する詳細は、「Configurable User Interface Administrator Guide.pdf」をご参照ください。
3. アドバンスサーチで、アイテムタイプの「ラベル」が表示されるようになりました
アドバンスサーチで検索条件を定義する際に、これまではアイテムタイプの「名称」が表示されていましたが、Release 40 からは「ラベル」が表示されるようになりました。
これにより、システム管理者だけでなく、アイテムタイプ名をよく知らないエンドユーザにとっても、より簡単に検索条件が設定できるようになっています。
4. タイプアヘッドで表示される選択肢を絞り込めるようになりました
Item型プロパティに「OnFilterSelection」イベントを設定できるようになったことで、タイプアヘッド(※)を利用して入力する際に、設定した条件に一致するアイテムだけを候補値として表示できるようになりました。
※入力欄に文字を打ち始めると、その文字に一致する候補が自動的にリスト表示され、選択できるようになる機能。
これにより、例えば、プロパティ「国」で「日本」が選ばれたら、Item型プロパティ「地域」では「日本の都道府県名」だけが表示されるようにし、「国」で「アメリカ」が選ばれたら「アメリカの州名」だけが表示されるようにするといったように、別のプロパティの値に応じた絞り込みができるようになります。
なお、この機能は保存していない値に対しても有効で、ユーザがフォーム上で文字を入力し始めた直後から、その内容に応じて候補が絞り込まれます。
設定は、プロパティアイテムの「イベント」タブで任意のメソッドを登録し、「OnFilterSelection」イベントを選択してください。
5. 「逆展開」に表示するデータを絞り込めるようになりました
これまで「逆展開」を開くと、すべての関連データが自動的に検索されていたため、リレーションシップが多く設定されている場合に処理に時間がかかったり、必要以上に多くのデータが表示されることがありました。
Release 40 からは、フィルタパネルが追加されたことで、あらかじめどのデータを表示したいかを指定したうえで、「逆展開」のデータを読み込めるようになっています。
以上、今回のブログでは Release 40 の主な機能強化ポイントをご紹介させていただきました。
さらなる詳細は リリースノート をご参照ください。
また、より快適な日本語表示をするための 日本語ランゲージパック もぜひご利用ください。