ANDOVER, Mass. and Tokyo, Japan – 2017年9月6日(米国東部時間) – エンタープライズ・プロダクト・ライフサイクル・マネジメント (PLM) ソフトウェアの次世代リーディングカンパニーであるAras®は、本日、テクノロジー分野への投資のグローバルリーダーとして知られる投資会社シルバーレイク(Silver Lake)のファンドであるシルバーレイク・クラフトワーク(Silver Lake Kraftwerk)が、ゼネラル・エレクトリック社の投資部門であるGEベンチャーズ(GE Ventures)と共にArasに対し4,000万ドルの資金調達を行うことを発表しました。Arasは、このマイノリティ投資を活用して成長を加速させ、世界水準のサービスやサポートを含む業務を拡大します。そして、開発と買収を通じてArasのテクノロジーリーダーとしての役割をさらに強化していきます。
シルバーレイク・クラフトワーク取締役のMartin Fichtner氏は次のように述べています。「当社は、技術革新と破壊的なビジネスモデルを併せ持ち、業界の変革を加速させるような勢いのある企業に投資をしています。Arasの革新的なプラットフォームや“SaaS Anywhere”のアプローチは既に顧客を大いに引きつけており、当社の戦略を具現化するものといえましょう。私たちはArasの成長の次なるステージを大変楽しみにしています。」
IoTやインダストリアルインターネットに牽引され、コネクティッドカーからスマートフォン、産業機器に至るまでの製品がますます複雑になるなか、グローバルな製造業企業は次世代製品を開発、製造し、顧客に提供するために必要なBusiness of Engineering(ものづくりビジネス全体の効率化)を支える技術を検討しています。
「Business of Engineeringを実現するため、企業はこれまで以上に柔軟でスケーラブル、そしてアップグレードが容易なプラットフォームを必要としています。」と、ArasのCEO &ファウンダーのPeter Schroerは述べています。「Arasは、お客様の製品ライフサイクルの全てのステージの革新および最適化を支援します。システムズエンジニアリングやシミュレーションからスマート工場、予知保全まで、データとプロセスを接続するデジタルスレッドを実現し、車両、船舶、航空機のエンジンをデジタル上で正確に再現するデジタルツインを構築できます。」
「グローバルな産業生産性の次なる波を起こすため、GEベンチャーズはインダストリアルインターネットの基盤となる重要な技術に投資しています。ArasのPLMプラットフォームは、デジタルツインによる製品コンフィギュレーション、およびデジタルスレッドによるライフサイクル全体のトレーサビリティを実現しますが、これらはいずれも製品や工場からのデータを分析・解釈するために不可欠です。当社は顧客の立場として、既にArasのPLMプラットフォームのメリットを実際に確認しています。」と、GEベンチャーズのAdvanced Manufacturing & Enterprise部門担当役員を務めるSteve Taub氏は述べています。
シルバーレイク・クラフトワーク(Silver Lake Kraftwerk)について
シルバーレイク・クラフトワークは、テクノロジー系投資のグローバルリーダーとして世界中に約100名の投資専門家および価値創造専門家を抱え、運用資産および受託資産約390億ドルを有するシルバーレイク(Silver Lake)の一部門です。業務やエネルギー、資源に関する様々な業界で効率性を促進するテクノロジーおよびテクノロジーが可能にするビジネスに対し、成長資金を提供しています。そのファンドは、テクノロジーやビジネスモデルの革新を活用する、運輸、物流、製造、石油・ガス、発電・送電、エネルギー効率、廃棄物、水資源、農業など、様々なセクターにわたる世界中の企業を対象としています。シルバーレイク・クラフトワークとその全ポートフォリオについての詳細は、 http://www.silverlake.comをご覧ください。
GEベンチャーズ(GE Ventures)について
GEベンチャーズは、世界がより良く機能する助けとなるアイデアの特定、規模拡大、推進を行います。ソフトウェア、先進製造、エネルギー、ヘルスケアの分野に注力するGEベンチャーズは、エクイティ投資、新事業創出、ライセンス供与、技術移転を組み合わせて、パートナーとGEの成長を促進するよう設計されたイノベーションプラットフォームを提供します。詳しい情報は、http://www.geventures.comまたはツイッター(@GE_Ventures)、LinkedInをご覧ください。