※本記事は、 2016年11月07日にAras Labs YOANN MAINGONによって投稿された記事を和訳したものです。
本ソリューションは、あなたがイメージするPLMソリューションとはかけ離れたものに思われるかもしれませんが、私は実際に、パッケージ選定のプロセス中に何度か、この要件を提示されたことがあります。ユーザにとって魅力的なビューを提供するだけでなく、地理空間上での選択に基づいてアイテムを選択したいという明確なビジネスニーズが存在する場合もあるのです。
ユースケース
- 地理的な位置関係を基に保守・修理作業が行われる道路や電気設備のメンテナンス
- 時に、最も近いサプライヤーを指定することを必要とするフィールドオペレーション
- 地域別KPIを用いたダッシュボード
- など
結果
セットアップ手順
- 新規のHTMLファイルを作成し、下記のスクリプトをコピー&ペーストして保存する。
- 作成したHTMLファイルをインストールフォルダ内に配置する。 (例:… /Innovator/Innovator/Client/scripts/MAP/map.html)
- このHTMLページをTOCに表示するためのプレースホルダ―として、任意のアイテムタイプを作成する。 (例:Map)
- TOCアクセスを設定する
- TOCビューに、作成したHTMLページのパスを設定する。 (“./” は“scripts/”を指すので、例えば、“MAP/map.html”)
- マップ内に表示させるアイテムタイプ(下記コード中では、アイテムタイプ”geoItem”)に、latitude(緯度)とlongitude(経度) プロパティ(タイプ:Float)、およびthumbnail(サムネイル)プロパティ(タイプ:Image)を追加する。
- 各アイテムの表示位置にあわせて、両プロパティに緯度・経度値を設定する。
- また、各アイテムのサムネイル画像(thumbnailプロパティ)を設定する。
- 下記コード中、mapオブジェクトの初期化パラメータ(center: {lat: 46, lng: 4} )で、マップの初期表示座標を示す緯度・経度を調整する。
- 準備ができたら、TOCにアクセスし、マップ内にアイテムが表示されることを確認して下さい。
セットアップ中に何か問題があれば、お気軽にこの記事にコメントして下さい。
最適化
下記のソースコードは、表示中のマップビューの境界内に位置するアイテムに限定してロードする最適化を含みます。もし、この機能が不要な場合、表示領域内のアイテムを選択する時のwhere句を削除してください。