みなさま、こんにちは!アラスジャパン トレーナーの時田です。
先日、Aras Innovator の Release 14 がリリースされましたので、今回のブログでは Release 14 の主な機能強化ポイントをご紹介いたします。
※今後は、従来のSP(サービスパック)の形ではなく、Release 15 → Release 16 → Release 17・・・と、5週間程度の間隔を目安にリリースされていきます。
※Release 14 へは「Aras Update」ツールを使ってアップグレードすることはできません。ご希望の場合は、弊社サポートへお問合せください。
◆ Release 14 の機能強化ポイント ◆
【1】.NET Framework から .NET Core へ移行されました!
Aras Innovator Release 14 より、サーバコンポーネントが「.NET Framework」から「.NET Core」に移行されました。従来の「.NET Framework」に比べて、「.NET Core」には、クロスプラットフォーム(Windows、Linux系OS、macOSなど)のサポートやスケーラビリティの向上など、様々なメリットがあります。
なお、これに伴い、貴社で開発されたメソッドの変更が必要な場合があります。Release 14 を利用される際には、その点を考慮いただけますと幸いです。
【2】TOCエディタが新設されました!
管理者がTOC(メインツリー)の構成をまとめて定義できる新たなエディタが導入されました。
(従来のように、各アイテムタイプを開いて「TOCアクセス」を定義したり、リストアイテム「Categories」内でフォルダの定義をしたりする必要がなくなりました)
TOCエディタでは、TOC上へのカテゴリ(フォルダ)やアイテムタイプ(メニュー)の追加・編集・削除が行えるのに加え、これらのフォルダやメニューの並び順を自由にカスタムすることができます。
【3】ユーザインタフェースの操作性がさらに向上しました!
Aras Innovator のログイン画面、ヘッダー、ナビゲーションパネル、アイテムのフォーム(詳細画面)、シンプルサーチの検索条件入力行、検索グリッドやリレーションシップグリッドの行など、Webクライアントの様々なスタイルとコントロールが更新され、使いやすさと一貫性が向上しました。
【4】サーバーログ機能が拡張されました!
Aras Innovator の開発やテスト、トラブルシューティングをより簡単に行えるよう、サーバーログ機能が拡張されました。
Aras Innovatorサーバ、Aras Innovator Webクライアント、OAuthサーバ、Vaultサーバ、Conversionサーバ、Agentサービスのログ出力の設定が、それぞれの「appsettings.json」ファイルで行えるようになりました。
デフォルトの設定はすべて同じとなっており、致命的なエラーのみがログに出力されます。
以上、今回のブログは Release 14 の主な機能強化ポイントをピックアップしてご紹介させていただきました。
さらなる詳細は リリースノート をご参照ください。
それではまた次回、こちらでお会いしましょう。
アラスジャパン トレーナー 時田 和佳奈