みなさま、こんにちは!
アラスジャパン トレーナーの時田です。
先日、Aras Innovator の Release 28 がリリースされましたので、今回のブログでは Release 28 の主な機能強化ポイントをご紹介いたします。
過去のリリースの機能強化ポイントは、以下よりご参照ください。
◆ Release 28 の機能強化ポイント ◆
【1】Release 28 のログイン画面のご紹介
Aras Innovator Release 28 のログイン画面は、以下のデザインに刷新されました。
【2】新たな「レスポンシブフォーム」が導入されました!
Release 28 より、新たに「レスポンシブフォーム」が導入されました。
既存のフォーム(“クラシックフォーム”と呼びます)では「xy座標」を利用して、フォーム上のどこに各フィールドを配置するかを決めていますが、レスポンシブフォームでは、あらかじめ用意されたメニュー(1~複数カラムの追加、グループボックスの追加等)を利用しながら、ドラッグ&ドロップで、より直感的により容易にフォームのレイアウトを設定できるようになりました。
レスポンシブフォームの設定は「レスポンシブフォームデザイナ」で行います。
レスポンシブフォームデザイナでは、あらかじめ用意されたメニューを利用してドラッグ&ドロップで簡単にカラムやグループボックスを追加でき、
各カラムへのプロパティの配置や変更も、ドラッグ&ドロップで簡単に行えます。
また、各カラムやフィールドに様々な詳細設定を行うこともできます。
なお、管理者は実際にユーザに表示される画面を確認しながら設定することができます。
また、ブラウザのウィンドウサイズや画面の解像度が変更されても、各フィールドに設定した値でサイズ調整したり折り返すなどしながら、レイアウトを保持します。
また、クラシックフォームエディタとレスポンシブフォームデザイナを画面上で切り替えながら、両方のフォームを設定しておくこともできます。
このレスポンシブフォームは、今後、条件を指定した設定(例:「設計部門」のメンバーにはこのフィールドを表示するが、それ以外のメンバーには表示しない等)や、各フィールドに対してより細かな詳細設定ができるようになるなど、継続的に機能強化がされていく予定です。ぜひご期待ください。
【3】ダッシュボードの作成者はプライベートパーミッションを利用してアクセス権を制御できるようになりました
これまで各ダッシュボードのアクセス権を自由に定義できる「プライベートパーミッション」を設定できるのは、ダッシュボードの管理者(Dashboard Administrators)だけでしたが、Release 28 からは、各ダッシュボードの作成者(Creator)もプライベートパーミッションを利用して、自身が作成したダッシュボードのアクセス権を制御できるようになりました。
【4】リストプロパティに対するメタデータリクエストが削減されました
検索グリッドへの情報の読み込みをさらに最適化するために、リストデータを取得するリクエストの数が削減されました。
【5】Configurator Services API で変数の値を複数設定した構成展開が可能になりました
Configurator Services API では、コンフィギュレーターのスコープを解決する際に、変数の値を複数選択できるようになりました(例:フィーチャーに対するオプションの複数選択)。
【6】各アイテムをクレイム(編集)しているユーザ名をクレイムフラグ上から確認できるようになりました
これまで、あるアイテムを他のユーザがクレイムまたは編集している場合、プロパティメニューからそのユーザ名を確認していましたが、Release 28 からは赤い旗のアイコンにカーソルを合わせると、クレイム(編集)しているユーザ名が表示されるようになりました。
以上、今回のブログは Release 28 の主な機能強化ポイントをピックアップしてご紹介させていただきました。
さらなる詳細は リリースノート をご参照ください。
また、「日本語ランゲージパック」もぜひご利用ください。
なお、Release 28 から、新たな「レポーティング」機能がリリースされており、それに伴ってダッシュボード上にテーブルや各種グラフ(縦棒・横棒・円・ドーナツ)も配置できるようになっています。
こちらにつきましても、後日、当ブログにて紹介させていただきます。
それではまた次回、こちらでお会いしましょう。
アラスジャパン トレーナー 時田 和佳奈