みなさま、こんにちは!アラスジャパン トレーナーの時田です。
今回は、Aras Innovator 12.0 SP16 から 最新SP18 までの機能強化ポイント をご紹介していきます。
過去のリリース記事はこちらからご覧ください。
◆ SP16 の機能強化ポイント◆
まず、SP16で機能強化された主なポイントからご紹介していきます。
【1】 メインの検索グリッド上で、直接データ編集できるようになりました!
Aras12 SP16より、アイテムのフォーム(詳細画面)を開かずに、検索グリッド上から直接データ編集ができるようになりました。
なお、グリッド上での編集を許可するかどうかは、アイテムタイプごとに定義可能です。
環境設定「World」の「検索グリッドでの編集」タブに任意のアイテムタイプを登録することで、編集できるようになります。
【2】 プロパティ編集時に適用するプログラムを、編集場所に関わらず共通化できるようになりました!
従来、プロパティの編集時に適用するプログラム(クライアントメソッド)は、編集場所(フォームやリレーションシップグリッドなど)に応じて別々に作成する必要がありましたが、SP16からは、共通のプログラムを編集場所に関わらず利用できるようになりました。
具体的には、プロパティ変更時に適用される「Change」イベントメソッドやアイテムの保存前に適用される「Validate」イベントメソッドが定義できるようになっています。
◆ SP17 の機能強化ポイント◆
つづいて、SP17で機能強化された主なポイントをご紹介します。
【1】 エンタープライズサーチにも、MACポリシーが適用されるようになりました!
SP17より、エンタープライズサーチでもMACポリシーが有効となり、より柔軟で効率的なアクセス制御が可能になりました。
【2】 3Dビジュアライゼーションの単独インストール/アップグレードができるようになりました!
3Dビジュアライゼーション単独で(Aras Innovator本体と分けて)インストールやアップグレードができるようになりました。
なお、3Dビジュアライゼーションの最初の個別リリースは12.0 R2です。このインストールパッケージは、Aras InnovatorのバージョンがAras12 SP14以降の場合に利用可能です。
◆ SP18 の機能強化ポイント◆
最後に、SP18の機能強化ポイントをご紹介します。
【1】 Aras Innovatorの背景ページをアイデンティティごとに定義できるようになりました!
これまで、各ユーザのTOCに表示されているメニューと連動していたAras Innovatorの背景ページ(ユーザがログインした後にデフォルトで表示される画面)に並んでいるタイル表示を、アイデンティティごとにTOCとは別に定義できるようになりました。
【2】 メイングリッドのレイアウトを複数保存できるようになりました!
カラムの順序や幅、カラムの固定など、各ユーザが変更したメイングリッドのレイアウトを複数保存して再利用できるようになりました。
以上、今回のブログはSP16~SP18までの機能強化ポイントをピックアップしてご紹介させていただきました。
さらなる詳細は リリースノート をご参照ください。
それではまた次回、こちらでお会いしましょう♪
アラスジャパン トレーナー 時田 和佳奈